2010年12月28日火曜日

日本へ(12月28日)

(淡々とした単なる記録。これを書いているのは2011年1月8日。)

朝4時過ぎに起き、身支度。
朝5時過ぎ、真っ暗な中家を出る。
バス停まで15分くらいで考えていたが、荷物のせいもあってか結構時間がかかる。
小走りで行くも、すんでの所でバスの方が早く来て、通り過ぎてしまった。
ダッシュしながら、大声で手を振り、「Wait!Wait!」と叫ぶと、10メートルか20メートルほど過ぎたところで止まってくれた。
客は僕一人。

乗り換えポイントのバス停に着くと、ちょうど次のバスが待っていた。
僕が乗ると即出発。
ナイスタイミング。
途中で不安になったので運転手に、「これで空港まで行けますよね?」と聞くと、「うん、座って待ってろ」と言われた。
隣の客が親切にもう少し詳しく教えてくれた。

空港について、時間があるのでおみやげを買おうとするも、トランクを預ける前に入れる土産屋はあまりにしょぼい。
なのでとりあえずチェックインしてトランクを預けることに。

が、チェックインの時に重大な失敗を指摘される。
アメリカ(僕は乗り継ぎ)に入るには事前にWebのESTAというシステムで入国申請(VISAの代わり)しておく必要があったらしい。
「げ。」となったが、係の女性が「空港内にコンピュータがあるから登録してこい」と教えてくれた。
そんなのでOKなのか。
しかしコンピュータの場所が解らずあちこちの人に聞きまくるも、なかなか正確な情報を教えてくれる人がいない。
最後に聞いた相手なんて、「そんなのこの辺にはないよ」と。
僕が「でも、さっき違う人はこの辺にあると教えてくれたよ」と言うも、「ない」。
しかし僕が立ち去ろうとするとその人が「あー、お客さん、もしかたらこれじゃない?」と後ろから声をかけてきた。
振り返って、彼が指さす物体を見るとたしかにそれっぽい。
彼曰く、「前はこんなの無かったよ。新しくできたみたいだね。」
我思う、「((全然新しく見えません。))」
それは有料の(情報提示用の特殊な)コンピュータだったんですが、インターネットにもつながる模様。
しかし操作しても反応が遅く、ネット回線はスーパー不安定。
電話回線以下の速度で、ESTA申請途中で必ず止まる。
20分ほどのうちに数ドル浪費し、何度トライしても新しいページに進めないので退却。
空港内の無線LANを使おうとするも、電波が弱くて使えなかった(これは僕のラップトップの性能の問題でもある)。

結局最後は、案内所のお姉さんに愚痴ったら、お姉さんの手元のパソコンで入力してくれた。
一瞬で終わった。
最後に手数料支払いの画面が出てきて、僕が進めようとすると、それがクレジットカードの情報入力画面だったこともあり、お姉さんが「え、今これに入力するの?7日以内に払えばいいのよ」と言ってくれたので、支払いは保留(・・・これがまちがいだった)。

振り出しに戻り、チェックイン。
「ああ、さっきの人ね。ESTAには登録してきましたね?」と言われ「Yes」。
 係の女性が「あれ、おかしいなぁ。」とか言いながら、もう一度「本当にESTAに登録したのね?」と聞くので「Yes」。
晴れてチェックイン。

カナダからアメリカに行くには、アメリカの入国審査がカナダの中である。
なので次は入国審査なのだが、超長蛇の列で、むちゃくちゃ待たされた。
やっと僕の番になって、入国審査官に「Hello」。
指紋とか顔写真とかいろいろ取られた後、入国審査官がうんざりした顔。
彼曰く、「おいおいー。おまえ、コンピュータ*******、今からこの書類書く必要あるわ。」と。
****の部分は聞き取れなかったが、後から推論するに、「事前登録していなかったから」的なことを言っていた模様。
書類を書いているときに、僕が「あれ、これESTAと同じ質問項目だね」と言うと、彼曰く「そうだ、本当は事前に登録してなかったら入国できねーんだぞ」と。
「えー、したよ」
「でもコンピュータ上に反映されていない。」
「まじで?」
「まじ。金も払ったか?」
「あ、すんません、払ってません。」
「とにかくその紙を書け。」
「わかた。」
その場は審査官からいろいろ注意を受けて何とか通してもらった。

持ち物チェックなどをすべて終えた時点で、出発20分前。
大急ぎでテキトーにおみやげのメープルシロップなどを買う。
レジに持ってゆくと、店員から「日本へはこのサイズのは持ち込めない」と指摘され選び直し。
金を払ってダッシュ。
ギリギリで搭乗。

機内でうとうとしている間にシカゴ着。
シカゴでは1時間ほど余裕があると思っていたのに、付いたらすでに搭乗開始時間になっている!
えー、寝ていて気づかなかったけど、飛行機遅れたのか?!
ここでもダッシュ!
ダッシュしながらも、ゴソゴソとカメラを出して記念撮影。
(旗はなぜかオーストリアの国旗?)

ギリギリセーフ、と思ったら、どうも搭乗している雰囲気ではない。
・・・・。なんで?・・・・。
実は、トロントとシカゴの間には1時間の時差があり、シカゴ時間はまだ1時間前だったというわけ。
つまり、飛行機も通常通り運航していて、時間も余裕があった、と。

気を取り直してメシ。
こんな巨大である必要ないのだけれども、アメリカだから仕方ないのかな。
具材は、キノコとタマネギを炒めたような物。

あとは搭乗して機内で寝るだけで日本に着く。

機内では、席は窓側だったのでトイレに行くのは面倒だったけど、凍った海を見下ろしたりできたし、壁にもたれて寝ることができた。

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